3Dなスポークのお話

いまさらなんですが、当店では、よっぽどのリクエストがない限り、ホイールを組む時には、Pillarのスポークを使っています。 なんでかというとですね・・・・ Pillarスポークの首の部分は、実はちょいとばかり太くできていて、とにかく折れにくい。メーカー曰く、普通のベンドに比べると、4倍強い!ということなんですが(汗)、まぁ話半分だとしても、倍は強い(大汗)。 そしてそんな強いスポークに、さらなるバージョンがあるんですよ。 なんか、のっけからピンボケで申し訳ないんですけどね・・・上のスポークは、首の部分がちょいと太くなっているでしょ?そして、下のスポーク、首の部分がちょっと潰れているように見えるでしょ? これ、Pillarスポークの3D Forceというスポーク。上のふつうのスポークと違って、スクエア断面になっているんです。 PillarのWEBに、もっとクリアな図が出ているので拝借してきましたが、要は、この潰れている部分が、ホイールとして組む際に、上手いこと捻じれを吸収してくれるので、ホイール剛性がガッツリと上がるというもの。 まぁ、以前からその存在は知っていたんですが、いざ組んでみると、これが結構違うんですよ。 潰れている部分が、うまいことハブのフランジのヘリにかぶっているでしょ?Jベンドのスポークは、このフランジ部分から屈曲するので、そこにストレスが加わりやすいんですが、3Dだと、それがうまいこと逃がされるんです。その結果、スポークを張っていくときに、けっこう強く張れるんで…

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