ちょいと前までは、スタントンなんて、かなーりマニアックなハードテールブランドだったんですが、最近、いろいろとラインアップも増えたおかげか、あちこちで見かける、ちょいとディープなメジャーもどきブランドになりつつありますね(なんじゃこりゃ・汗)ヘッドアングルがぐっと寝た、下り向けのハードテールというカテゴリーを確固たるものにしたのも、このブランドの功績ともいえるかもしれません。

その下り向けのハードテールは、SwitchBackと呼ばれるモデルで、おいらもチタンモデルを乗っていました。短いチェーンステーに、ぐっと寝たヘッドアングルのおかげで、リアをブリブリと振り回しながら走る楽しいバイクだったんですが、正直、オールラウンドなモデルじゃなかった(苦笑)。まぁ、ハードテールエンデューロなんて呼ばれていたから、登りの快適性というのは、ある程度無視されていたのは当然で、楽しい下りの為なら、登りは我慢しやがれ的な、大胆なバイクでした(笑)

そのSwitchBackが、29インチ化されたのが、今回ご紹介するSwitch9er、スイッチナイナーとまぁ、かなり安直なネーミング(爆)。いま、チタンモデルとスチールモデルが販売されています。で、導入したのは、チタンモデル。

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細かいパーツ構成は・・・ま、どーでもいいか(汗)

お昼ご飯代削って、ええパーツ組みましたよ!(白目)

見てわかる通り、ヘッドは寝ているんですが、シートが起きているんです。27.5インチのSwitchBackに比べて2°くらい起きています。
おかげで、ホイールベースが長いのに、トップは比較的短めという、独特のポジションになっています(まぁ、最近のはやりといえばはやりですが・汗)ちなみに、フォークのストロークは160㎜。カタログスペックでは、フレーム重量1.98キロ。

特徴的なのが、BB周り

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豪華にチタン製のヨークを使ったデザイン。このおかげで、ホイールベースを縮めつつ、チェーンリングのクリアランスをかせいでいます。ちなみに、タイヤは29X2.4サイズのWT。

さらに、下り向けのバイクらしく、ヘッド周りは・・・・

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けっこうがっちり補強が入っています。ヘッドは、44mmと、ちょっと渋い規格ですね(笑)

で、乗り始めると、びっくりするのが・・・・

登りが軽い!!

下り向けハードテールじゃないのかよ!と突っ込みたくなるくらい、登れちゃう(汗)。登りが大嫌いなおいらでも、けっこう登れちゃう(大汗)。これは、立っているシートアングルによるところが大きいのでしょう。
あと、この29インチタイヤのおかげで、けっこう安定性が高くて、ホイールベースが1200㎜オーバーという超ロングにも関わらず、タイトなターンでも、よっこらしょ!と回れるんです。これは結構びっくり。
そして下りですが、これも驚くことに、27.5インチモデルと比べても、差がわからないくらいクイックに振り回せちゃう(汗)
この特性に大きく働いているのも、やっぱり立っているシートアングル。このおかげで、トップがちょっと短く(同じ16インチロングの27.5インチモデルよりも短い!)、上体が余裕をもって動かせるんです。

そして、何気に乗り心地が、ハードテールとしてはかなりいいんです。まるで、軽量クロモリパイプで組んだ、トレイルバイクみたいな感じなんですね。
実際、BB周りは、クランクに荷重をかけると、結構しなるんです。が、そのしなりがあるにも関わらず、登りのペダリングの時には、あまりそのしなりが感じられないのが、非常にマジカルなところ。
そして、このしなりのおかげで、うまく力をため込んでおくと、ぴょいーん!と飛び跳ねるのが、まぁ、楽しい(爆)

なので・・・・

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トレイルでは飛び跳ねるが吉!

タイヤが浮いてりゃ、スリップもしません!!(爆)

登りがよくて、下りが楽しいハードテールなんて、こりゃ、楽しくないわけないでしょ!!

しかーし!!!

価格が35万円オーバー!!

リアサスついてねーのに、この価格かよ!!!

という訳で、ちゃんとスチールモデルもあるんですね。

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たまたま、走っていたところにいらしたオーナー所有の、スチールのSwitch9er。
ジオメトリーはまったく同じ。素材は、クロモリスチールで、レイノルズのパイプを使っています。

そしてチタンとの重量差が・・・・

たったの670g!!!

カタログスペックはフレーム重量2.65キロです。

で、細かいところも作りは同じ。

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BBのヨーク部分も、チタンと一緒。タイヤは、29X2.4くらいまでなら楽勝です。

ヘッド周りだって・・・

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補強の形は違いますが、しっかりはいっています。

そしてお値段は、税込み13万円弱から!!(色によってはちょっと高くなるらしいです)

20万以上も安いんです!!!

で、乗った感じは・・・・なんと・・・・

登りはさらに軽く感じちゃう!!!

どうやら、BB周りのしなりが、チタンよりも少ないため、ダイレクトに踏んだ力がホイールに伝わる感じなんですね。

さらに、下りは、やっぱりフレームの剛性がしっかりしているので、さらにアグレッシブに攻めれます。もちろん、振動とか、ジャンプの着地の衝撃は大きくなりますが、このカチっとした下りの乗り味は、例えれば、チタンは高級スポーツカーで、クロモリはガチのレーシングカーといった感じ。

チタンモデルは、その乗り味が非常にやさしいので、トレイルライドやエンデューロ以外に、例えば長距離にグラベルツーリングとか、その気になったらバイクパッキングとかにも使えちゃうような懐の深さがあります。下り向けハードテールというよりも、下りが得意なオールラウンダーというべきだと、おいらは思うのであります。

クロモリモデルは、チタンモデルの操作性の良さをそのままに、もう少し、ライダーの要求にリアルに反応するバイクといった感じです。踏んだら前に進む、ハンドルを切れば曲がるといった動きが、ビシバシ決まるので、本気で下りのタイムトライアルをしたら、クロモリモデルの方がチタンより速いと思います。

そこにコストのことを考えるのであれば、おいら的には、クロモリモデルの方が断然お勧め(笑)。リアルに、なんにでも使える29インチハードテールなので、このコンセプトを当店のオリジナルフレームでパクりたいくらい(爆)

ただ、シートチューブがひん曲がったデザインなので、ドロッパーポストが根本まで入りきらないんです!おいらの場合、170㎜ドロップが使えそうなのに、150㎜じゃないとダメでした。ここは、もうちょい工夫してどうにかしてほしかった・・・・

あと、これはこのモデルだけではなくて、29インチのMTB全般に言えることなんですが、身長が165㎝くらいまでのスモールライダーには、かなりキツイんです。まぁ、車輪径がでかいので仕方がないことなのかもしれないんですが、その辺、うまく解決するような、こういうオールラウンダーバイクが出るといいなぁ・・・と、この2台に乗ってから、しみじみと思ったのでした。








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