NORDEST BARDINO2  コスパ最強ハードテールか!?

さて、来年より本格取り扱いの、スペインのハードテールブランド、NORDEST CYCLES ですが、代表モデルともいえるのが、このクロモリハードテールエンデューロモデルの、BARDINO2。

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かっちょぇぇ・・・・・(汗)

フロントフォークは、推奨150~160㎜なのですが、今回はあえて、170㎜ストロークのMARZOCCHI BOMBER Z1をセット。タイヤは、前後ともに29X2.6サイズ。
メーカー曰く、タイヤサイズは、27.5X3.0か、29X2.6まで対応しているとのことです。が・・・・

29X2.6は、超キッチキチ(汗)

今回はチェーンステーにちょっとだけ擦ってます(大汗)

このラテンブランドがぁぁ!!(滝汗)

ま、リアは、29X2.5サイズにとどめておくのが間違いありませんね(白目)

で、気を取り直して、フォレストバイクにてシェイクダウン。

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か、かっちょぇぇぇぇ・・・(クドイ)

まずは、フローとタイトターンが混じる下りでテスト。まぁ、これだけヘッドアングルが寝ていて、29インチタイヤですから、ちょっと挙動がダルなのかなと思いきや、まぁ、とにかく思い通りに曲がる!!笑えるくらい、レスポンスがいいんです。それでいて、安定性かなり高し(汗)

フレーム剛性は、筋がシャンっと通っているような感じでありながら、意外に振動吸収性がいい。そして、かなりびびったのが・・・・

びっくりするくらい登る!

すげぇ登る!!!

ちょっと腰を痛めていて、思い切りペダリングできないおいら(店主)だったんですが、舗装路だろうが砂利道だろうが、まぁ、すいすい登る登る!さらには、根っこが浮いているシングルトラックのテクニカルな登りも、シッティングのままトラクションを失わずに、ぐいぐいと登る(大汗)

実際に、PINK BIKEのインプレッションで、このBARDINOを取り上げた際にも、下り系ハードテールなのに、登りが驚くほど登ると、テスターが絶賛しておりました。

でも、冷静に考えてみて、ヘッドアングル64.5°、ストローク170㎜の29インチバイクが、こんなにハンドリングがよくて、上り下りもものすごくいいなんて、ちょいとおかしいと思っちゃうんですが、このBARDINO2のキモは、フォークのオフセットとシートアングルとチェーンステーの長さ。

まずフォークのオフセットですが、BARDINO2のオフセットは44㎜指定。一般的な29インチのフォークは51㎜。

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実は、FOXの場合、51㎜、44㎜、37㎜と3種類オフセットが存在します。

で、通常29インチは、51㎜オフセット。27.5インチは44㎜オフセット。
これは、29インチは、タイヤのコンタクトパッチ(接地面積)が大きいため、ハンドリングがダルな傾向があります。そこで、オフセットを大きくして、トレイルを少なくして、ハンドリングを向上させるんですが・・・・

何言ってるんかわかんねー!!!

という人のために、M&Pのブログより、わかりやすい図を拝借。

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このトレイルが長くなれば長くなるほど、直進安定性が高くなり、タイヤのグリップを得るのに有効になります。

ただ、この直進安定性とグリップのおかげで、ハンドルをちょっと切っても曲がりにくい(アンダーステア)傾向が出てきます。29インチは加えて接地面積が大きいので、さらにアンダーステア傾向が高くなる。
そこで、一般的な29インチフォークは、オフセットを51㎜とちょっと大きくして、トレイルを少なくして、アンダーステア傾向を改善しようとしているわけです。

ですが、このBARDINO2は、オフセットはあえて44㎜。そして、ヘッドアングルが64.5°で、タイヤが29インチですから、トレイルは大きいわ接地面積はでかいわで、本来はものすごくアンダーステア傾向になるはず。なんですが!!

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写真じゃちょいとわかりにくいんですが、Bardino2のシートアングルは、75°とハードテールにしては結構立っているんですね。
さらに、リーチ(BBの軸上から、ヘッドチューブのセンター上までの、水平距離)がMサイズで444㎜とちょっと長めの設計。

つまり、乗車ポジションが前加重気味なので、ライダーは意図せずに、常にフロントタイヤに荷重をかけているんです!

さらに、チェーンステー長が、425㎜と、けっこう詰めてきているため、フロントに荷重がかかっているようでいて、リアにもしっかりと荷重がかかっている。
結果として、登りではリアがしっかりグリップし、下りでは、ハンドルを切った方向にグリップをするので、結果的によく曲がるというわけ!

ジオメトリー、天才的!!!

そして、短いオフセットのもう一つの利点は、インナーチューブの中心が、ヘッドチューブの中心に近いため、ヘッドアングルが寝ていても、しなる方向への変形を抑えられて、ストロークがスムースになるということ。

こんな理由で、最近のエンデューロバイクのジオメトリーの傾向は、寝ているヘッドアングル、立っているシートアングル、短めのチェーンステー、長めのリーチ、そして短めのオフセットというわけなんです。

ちなみに、BARDINO2は、27.5X3.0も装着可能。

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こんな感じになります。27.5X3.0のコンタクトパッチは、下手すると29インチよりもで広いので、強烈なトラクションを得られつつ、レスポンス速くひらりひらりと走れるバイクになること間違いなし!

こんな最新ジオメトリーが詰め込まれたBARDINO2ですが、ラテンブランドらしい小技も最高で・・・

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なにげにカワイイ、骨折ペイント(爆)

こんな至れり尽くせりのBARDINO2は、税込み10万4500円!!
2月に、数量限定で入れますので、ご予約はお早めに~~。あ、こちらのデモバイクは試乗可能ですよ!!

この記事へのコメント

  • 宮崎健太

    欲しいです!
    通販出来ますか!?
    身長170ですがサイズありますか?
    2020年01月30日 20:46