EVIL OFFERING こりゃすげぇ(滝汗)

当店最新のハイエンドデモバイク(またの名を私情車)、EVIL Offering を山伏トレイルにてシェイクダウンしてきましたよ!

今回は、ちょっとステルスチックに組んでみました。

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160㎜ストローク、44㎜オフセットフォークに、リアストロークは141㎜(この1㎜ってなんじゃ??)。ホイールサイズは29インチ。フレーム素材はカーボン。
どれも同じ形に見えるEVILバイクですが、Offeringは、ジオメトリーを一新。シートアングルを立てて(Lowポジションで77°)、リーチを長めにして(457㎜)きました。

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なんたって、私情車ですからね(汗)。クランクはRaceFace の軽量カーボンクランク。リアショックは、FOXにアップグレード。ちなみに、RaceFaceは、シマノ12速チェーン対応のチェーンリングも出してきているので、シマノ派にはうれしい限り。

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駆動系はXTRですよ。おいら(店主)レベルじゃまったく必要なし、XTどころかSLXでもいいんじゃねーかと突っ込まれそうですが、そんなこたぁわかっているんです!!(大汗)43万5000円という価格に見合ったパーツをセレクト・・・・はい、このフレームセット、43万5000円もします(滝汗)。ほかのEVILのモデルが30万ちょっとで買えるのに、Offeringだけ、40万円かるーくオーバー(白目)

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シートポストは、BikeYokeのRevive、125㎜ドロップをセット。
こんなに上に出しているんだから、160㎜でもいいじゃね?と言われるかもしれませんが、シートチューブがちょっとねじくれているおかげで、160㎜だと、ケーブルのリンク部分が干渉しちゃうんです。
ちょっともやもやなポイントといえばそうなんですが、その後、これは杞憂になることに(汗)

で、EVIL の最大の特徴が、この複雑怪奇なヤツ・・・・

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デルタリンクシステムというヤツですね。

なんでこんな形状になっているかと言うと、EVILはすべてのバイクが、シンプルなシングルピボットサスペンション。
シングルピボットサスペンションの場合、自然な動きを実現するには、ピボットの位置はBBに近いのが理想なんですが、そうなると、リアショックをどうやってつけるのかが問題。

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EVILは、まずはピボットの位置をできるだけ低くデザインして、その後から、どうすりゃ長いショックがつけられるのかを考えたんでしょうね。さらには、バイクの重心をできるだけ下げたかった。そこで、このカンチレバー方式のシステムを開発したというわけです。

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この重心を下げるというのは、EVILの大きなテーマで、このフリップチップシステムはそれを具現化したもの。
ただでさえ低い重心を、このフリップチップをひっくり返すことで、さらにBB位置を下げて低くできちゃう。
Offeringの場合、9㎜、BBハイトが下がります。

そして、Offeringの面白いところは、トレイルメインな用途ということで、リアストロークを控え目な141㎜しただけでなく、ヘッドアングルを66.6°と、最近のフルサスにしては立て気味にしてきたんです。

当店の私情車のフルサスモデルである、YETI SB150と、Production Prevee Shan No5と、ざっくりジオメトリーを比較すると・・・

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ヘッドアングルが、Offering が他と比較して、約2°も立っているんです。その結果、ホイールベースが20㎜くらい短い。でも、リーチは長いので、フロントセンターは、実は161㎜ストロークのWreckoningよりもちょっと長い。
想像するに、結構軽いハンドリングで、小回りが利きそう・・・で、オフセットは44㎜でもいいというから、今回はさらにホイールベースをちょっと詰めて、前乗り気味なセッティングで組んでみました。

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乗り出して、最初に感じたのは

乗り心地、すげぇいい!!

そして驚くことに・・・・

ものすごく登る!!!

登坂能力は、去年まで乗っていたWreckoningなんか全然比較になりません。77°というシートアングルのおかげも当然あるんですが、ショックとリンクの相性がすごくいいんでしょうね。ハードペダリングでも全然ヘコヘコしないうえ、ペダリングがとても軽い。
ただ、シングルピボットゆえに、ペダリングトルクがかかっているときは、ちょっとばかりトラクションがかかりにくそうなんですが、デルタリンクのおかげで、ショックのおいしい部分をうまくストロークさせられるうえ、レバー比が一般的なフルサスバイクよりも少ないので、気持ち低めのエア圧でセッティングが出やすいんです。なので、ショックがうまくいなしてくれるので、トラクションがロスしてしまうようなことは感じられませんでした。

そして、やっぱり圧巻なのが、ハンドリング。
ハイスピードでのハンドリング、安定性がいいのはわかっているんですが・・・・

超低速がすごく扱いやすい!!!

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これ、山伏トレイルの鬼スイッチバックと呼ばれるところで、実際は写真でみるよりも急だし、キャンバーだし、路面はズルズルパフパフと、悪条件山盛りなんですが・・・・笑えることなんですが、この写真、実はほぼ止まっているんです。ここで(汗)

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バイクの重心が低いからというよりも、とにかく、バイクの真ん中に自然に乗れてしまうんです。おまけに、やたらと腰が引きやすいから、ドロップ量が125㎜でも全然楽勝。
ヘッドチューブが長めなので、コラムスペーサーゼロでも、ハンドル位置が結構高いから、腰は引きやすいだろうなとは思っていましたが、実はアタックポジションが取りにくそうだから、フロント加重がかけにくいかな?なんて思っていたんです。でも、実際はなんも考えないで乗れるほど快適。

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腰が引きやすいことを証明しているのいがこの写真。
山伏プチランページなんて言われている、はげ山の急斜面を降りているところなんですが、まぁ安定性の高いこと!そして、小回りの良さは、まるでハードテールなみ!

確かに、EVILって、他のモデルも小回りはすごくよく効くんです。でも、Offeringは、その小回りの良さに、安定感をものすごく加えたような印象で、この安定性は、誰が乗ってもすぐにわかるんじゃないかと思います。

ただ、フレームセット43万5000円という価格は確かにネック(汗)。いかに、オールラウンダーで、素人でも玄人でも、十分そのポテンシャルを楽しめる懐の深さがあるにしてもこの金額はネック。
でも、それじゃ、リア140㎜、フロント160㎜ストロークで、フルカーボンの29インチバイクがあるかと言うと・・・・ない(大汗)強いて言えば、YETIのSB130が、リア130㎜、フロント150㎜で一番近いくらい(滝汗)

それくらい、ニッチなスペックのバイクで、乗ってみればそのオールラウンダーぶりに驚くと思います。まぁ、欲しくなったら、頑張って買うしかないわけですから(汗)、一度乗りに来てみませんか??




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