久しぶりのブログでさーせん(汗)
ちょいと古い話をするとですね、むかーし、MTBの黎明期には、アメリカでビレットパーツが大流行しまして、いろんなブレーキが登場したんです。
こんなのとかね(汗)
まぁ、色がついていて、見た目がクールなだけでお、ブレーキング性能が本当に優れていたかどうかは、果てしなく???なんですが(爆)
そして、ディスクブレーキが主流の現在は、ちょっとやそっとじゃ削り出してパーツを作れないということもあって、このようなカスタムビレットブレーキは見なくなってきました・・・・
が!!!
ワシントン州のCascade Componets 社から、こんなかっけーブレーキキャリパーが出ているんですよ!
Cascade社は、もともとは、フルサスペンションのリンクを作っている削り出しが得意なブランドなんですが、SRAMのブレーキをベースに、さらに頑丈で強力なキャリパーを製作しちゃったんですね。
4ピストンですが、異形ピストンを採用して、キャリパーの中にリザーブするオイル量も大幅にアップ。対応ローターも、最大厚3㎜まで対応しているので、ローターを選びません。ブレーキパッドは、SRAMのCODE R のものを使います。
見た目はかなりデカく、ブレーキパッドの取り付け部分が深く埋まるような独特の構造なんですが、この結果、ブレーキ冷却性能が飛躍的にアップ。CODE Rの4ポッドキャリパーに比較して、ブレーキングパワーは20%増しとのこと。
色は写真のシルバーに加えてブラック、そして、オールドスクールバイカーにはお馴染みのパープルがラインアップ。
使用するオイルは、DOT5かDOT4オイル。ブレーキレバーは、SRAMのCODE対応とのことですが、当店でテストした結果、HOPEのTech3ブレーキレバーでも、まったく問題なく使えます。
ただ、オイル容量が多いキャリパーのため、ブリーディングはかなり面倒でかなり大変。
おいらも、最初に組んだ際は、何回もうまく行かずに悶絶(汗)。取り付け説明にあるとおりやってもしっくりこないので、結局、ブリーディングのための専用アタッチメントを作ることに(大汗)
さらに、キャリパーが大型なので、こんな想定外のことが・・・・
なんたって、このキャリパーを購入しても、フィッティング類は一切ついてきません(苦笑)。メーカーは、純正のホースやフィッティングを使うようにと言っていますが、それでも場合によってはクリアランスがギリギリ。
今回は、ワンオフでボルトを低頭加工し、ワッシャーも特殊なテフロンワッシャーを片側に使ってロープロファイルかして、なんとか装着(大汗)。
今回、このキャリパーを新たに組んだトレイルバイクに装着。
まぁ、バイクが日本初上陸のゲテモノ(汗)なので、この初上陸キャリパーを組んでみたんですが、驚くのは、ブレーキタッチの軽さ!
とても軽く、コン!と引けるんですが、いきなりロックするわけではなく、とてもコントロールがしやすいんですね。
とにかく、耐フェード性能が高いということなので、もう少し激しいダウンヒルトレイルに持ち込んで、ちゃんとテストしたいと思います!
ちなみに価格は・・・・ペアで530ドル+送料+税金ですから、今の円安レートだと厳しいですね(白目)
ただ、取り付けは本当に独特なやり方でエアを抜くので、もし購入したい場合は、ご相談くださいませ。
この記事へのコメント