Gonzo’s Performance Bikes という謎

いやね、よく謎だって言われるんですよ、うちのお店(笑)

そりゃ、創業してまだ6年くらいなのに、最近のMTB界での暴れまわりようをみれば、みんな、あの店って何!?と思いますよね・・・今年の浅草で行われた合同パーツショーでも、まぁ、あちこちで突っ込まれること突っ込まれること(大汗)なので、改めて、Gonzo’s Performance Bikes という謎なショップについて、ざっと紹介しておこうと思います。

で、創業者はこんなヤツ(オマエや!!)

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もう30年前ですよ(遠い目)。当時、米国を中心に、MTBレースで転戦していたのが、ワタクシ(汗)
なんで、ショップなんか始めようと思ったのかを離すと、もの凄く長くなるんで割合しますけどね(苦笑)。ただ、日本に来て、やり始めた自動車関係の仕事がまったくダメダメで、もうやめたくなり、どうせなら好きなことを仕事にしたいと思って、半ば勢いで始めちゃったんです。でも、資金はないし、借金なんかできないですから、最初はバイクなんか売らないで、小さな自転車小物を輸入していた、WEBのセレクトショップだったんです。
なんたって、最初に販売したのがこれ。

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クラフトビールを測り買いするときの、グローラーとそのキャリングケース(爆)
ここからスタートして、自分の好きなものを紹介する的なショップがスタートしたわけです。おいらのMTB歴はアメリカ発で、その後、いろんな国を転々としていたおかげで、いろんなものを直接輸入するコネクションやノウハウが豊富だったというワケ。

その延長から、カーボンリムやカーボンフレームのプロデュースを始めたんですが、問題となるのが資金。当然、お金はかかるけど、自転車セレクトショップだけではそんな資金は稼げません。でも、自分のやりたいようなショップをやるには、まとまったお金が必要。それも、その資金がコンスタント入る目途がなければ、完全新参者の当店が、MTBなんていうニッチな市場で、自分の売りたいものだけを売るなんていうのは、不可能だったというわけです。

ところが、このMTBに首を突っ込んでいたおかげで、トンデモナイ事件が起きたんですよ!

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これ、何かというとですね、ハイブリッド車に積まれているバッテリーなんです。
おいらが、最初にMTBのトランポとして使用していたのが、ポンコツのトヨタのワンボックスのハイブリッド車。で、ある日、白馬から帰ってくる途中で、このバッテリーがイカレタんです(汗)修理代見積もりが、ウン十万円!(白目)
元々、自動車関連の仕事を細々とやりながらですから、とりあえず、分解してみるか!という軽いノリで分解し、そこから数カ月、凝り性の性格も幸いして、このHVバッテリーのリサイクルとリビルドに成功しちゃったというワケ。

その後、このHVバッテリーの仕事は急激に伸びて、気づいたら、グループ傘下事業者が、北海道から九州まで30店舗くらいにまで増えて、とんでもなく忙しいことに!!!副業があっという間に、本業の売り上げを飛び越したわけです。

ちなみに、そんな当店の副業は、これ

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なんで、まぁ、ご興味があるなら覗いてみてくださいな。ちなみに、当店と仲良しのお店のプリウスを直したり、お客様もアクアを直したりもしています(笑)この副業のおかげで、当店は、かなりムチャクチャなお店の回し方が可能になったわけです。

とにかく、当店のモットーはシンプルで、創業時からぶれていません。

1・売れるものではなくて、売りたいものを店に並べる。
2・店に実物がない高額バイクは売らない。
3・お客さんが必要としているものは、どんな手段をとっても入手する努力をして、フォローも責任を持つ。
4・商品についてのノウハウを独占しない。

まず、売れるもの=売りたいものではないことが多い。これは売れるとわかっていても、あんまり自分が好きじゃないヤツを置いておくのは、なんとなくストレスになるんですけどね(苦笑)。本来はそんな贅沢なんか言っちゃいけないんですが(汗)
でも、店に実物がない高額バイクはやっぱり売れません。遠方のお客さんが、現物は見れないけれど欲しいと言ってきた時に、その現物を目の前にしないと、ちゃんとした説明ができないでしょ?さらには、そういうバイクはちゃんと乗って、どういうバイクなのかをちゃんと説明してあげるのって、当然のことじゃないですか。本当は、ご来店いただいて、現物を見て、ちゃんと決めるのが一番。そして、3つ目も、これもアタリマエのことだと思うんですよ。

でも、これらの項目を小さいショップで実現するのは本当に難しい。でも、当店は、幸運なことに、副業によってサポートされているので、これがある程度実現できたわけで・・・・それならば、その3つの項目で得たノウハウは、いろんなお店と共有しよう。その方が、市場が広がるし、MTBが文化になるスピードも速くなるに違いないでしょ?
なので、お正月のYETI一気乗りは、気の合う仲良しショップをお誘いして、実現したわけです。

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そんなわけで、こういうぶっ飛んだ光景のお店に当店はなっていたんですよ(笑)

そして、今年から、おいらはMTB部門に関してはマネジメントから手を引いて、単に乗って遊ぶだけの人になりました(大笑)。
でも、それは、副業の方をしっかりマネジメントして、店主がやりたいようにやるために、資金のバックアップをするためでもあります。
特にニューモデルがどんどん出てくるこの時期は、商品の仕入れにお金がかかる時期。店主がこれを売りたい!というものを、資金がないからという理由で諦めさせたくないんですよね(笑)。

店名のGONZOとは、英語のスラングで、「ぶっ飛んでる」とか「気が狂ってる」とかいう意味で、おいらが現役時代、KAMIKAZEで100㎞以上出していた命知らずどもは、みんなGONZOと呼ばれていました(というおいらも、最高速度は108㎞)。

創業から6年、やっと、店名にふさわしい、ぶっ飛んだお店になってきましたかね(笑)あとは、早いところ、MTB部門だけで、しっかりとした利益が出りゃいいんですけどねぇ(白目)








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