YURISの新型ハードテールに乗ってきましたよ!!

YURIS 新型ハードテール 秘密の試乗会開催しましたよ!

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某日に、小田原フォレストバイクのご協力を得まして、YURISからもうすぐ発売される新型ハードテールを、他のいろんなバイクと合わせて試乗会を行いました。

参加していただいたのは、以下のメンツ!!

横浜MYXより、近藤さん
埼玉じてんしゃ屋佳より、竹田テンチョ
お馴染みGORIDEの、山崎さん
当店のハルキ店主
さすらいのプロライダー、カナヲ先生(集合写真にはありません)
当日体調不良で、後日改めて乗りに行った、遊び人のおいら

そして、当日集合したのが・・・・

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Yurisのハードテール2種に加えて、Bangeeのパラドックス、UnAuthorisedの33rpm、MarinのSanQuentin、NordestのBardino 3 TI、そしてMonkeyの竹田テンチョスペシャルと、これまた、濃い~~バイクばかり。
これらに比較して、Yurisのハードテールがどんなもんだかを、忖度無しで試しつくすという、Yurisさんからしてみたら冷や汗ものの企画となりました。

その肝心なYurisのバイクはこちら!!

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こちらは、リーチ460㎜のロングモデル。なんとマレット仕様。

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そしてこちらが、リーチ430㎜のショート使用。前後27.5インチ仕様となります。

製造しているのは、台湾の有名なフレーム工場で、いろんなメーカーのバイクのOEM生産を行っているところ。
実は、このフレームの企画が立ち上がった際に、Yurisより、ちょっとだけジオメトリーの相談を受けて、ちょろっとだけ口出しをしたんですが(汗)、今回出来上がったものを見ると、いや、よくこのジオメトリーで生産してくれた!と感激ものでした。ちなみに、細かい部分の設計やデザインは、ドイツの有名ブランドのエンジニアによるとのこと。さすが、いろんな国とつながっている輸入代理店のやることです!

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特徴的なリアエンドは、豪快なスライドタイプ。これによって、リアのチェーンステー長を410㎜ちょいくらいまで詰めれます。
今回のハードテールは、このチェーンステー長の長さによって、特性が大きく変わるようで、ライダーの好みに合わせていろいろ試せるのは素晴らしいですね。

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さらに素晴らしいのが、BBバックのヨーク部分。
実はここ、中空構造の鋳造製なんです。ヨーク構造にすることで、通常は、必要以上に固くなりすぎてしまいがちなんですが、踏んだ感じは、しっかりはしているものの、そこまでガチガチではない感じ。

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ヨークとチェーンステーの溶接面積は十分にとられている上、タイヤクリアランスも十分。
実は、リアエンドを真ん中くらいまでスライドさせると、リアに29インチタイヤも入るほどのユーティリティ性があるんです。
ただ、基本設計は27.5インチなので、29インチを装着したら、BBハイトが高くなって不安定さが出るかもしれません。

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マレット仕様も考えているので、ヘッド周りはガッチリと補強が入っています。
たしか、最初にこの企画を聞いた時は、ヘッドチューブは44㎜でなんて聞いていたような気がするんですが、生産モデルは、ZS56/44ヘッドセット用のテーパーチューブになりました。このヘッドチューブだと、溶接断面も大きく取れるので、さらに強度が上がります。

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トップチューブとシートチューブの接合部はかなり手が込んでいて、トップチューブを縦にオーバル加工をしてシートチューブと溶接。そして、両方のチューブにかぶるようにシートステーを溶接して、ボックス構造の補強が入っています。
これは、シートチューブの上への突き出しを最小限にしつつ、十分な強度を得るための構造だと思われます。そうすることで、長いドロッパ―ポストを使いやすくしているんですね。
シートチューブも、ショートで350㎜、ロングで390㎜と、かなりコンパクトに作られているので、長いドロッパ―ポストを装着することが可能です。

で、意外なことに、好評だったのはショートリーチモデルでした。前後27.5インチで、フォークストロークは150㎜。

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推定でヘッドアングルは65°~64.5°くらい。シートアングルは76°ぐらいと、ちょっと今時風なジオメトリーなんですが、前後27.5インチということで、とにかくヒラヒラとクイックに走れちゃう。あと、トライアングルがコンパクトなので、縦にしっかりした剛性があり、ダートジャンプバイクみたいなフィーリング。
感覚としては、ダートジャンプバイクに、ストロークの長いフォークを入れたトレイルバイクという感じでしょうか。でも、登り性能もしっかりしていて、立ち気味のシートアングルのおかげで、ガシガシと登ることができます。

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縦にしっかりしているとは言えど、反発力を活かした(つまりしなりを活かした)走りが得意で、スキルがあれば、空中のラインをイメージ通りにトレースできる操作性が病みつきになります。また逆に、スキルがなくても、とてもニュートラルな乗り味なので、スキルアップバイクとして最高ではないかと思います。
ショートリーチとは言えど、175㎝のライダーが大喜びで振り回していたので、身長に対しての対応力はかなり高いレベル。おそらく、145㎝くらいから180㎝くらいまでのライダーが、パーツチョイスの工夫だけで。このワンサイズで行けちゃうんじゃないかと思います。

そして、ロングリーチモデルですが、こちらは、本当に乗りやすい。マレット仕様で、フォークは140㎜ストローク。

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リーチは460㎜と、最近のMサイズ相応のリーチになります。なので、必然的に身長も、165㎝以上はあった方がいいでしょう。
ロングリーチのおかげで、登坂性能はかなり高くて、27.5インチの踏み出しの軽さも手伝って、本当に登りが楽。
ただ、下りは、ホイールベースが1200㎜とそこそこあるため、速く走るには、思い切った体重移動でバイクを傾けて、後輪を地面にプッシュしながら振り回すことをある程度要求されます。が、そのプッシュがとても自然にできるのが特筆もの。途中でリアハンガーの位置を調整して、少しリアセンターを短めにしたんですが、フロントの安定性を維持したままリアを振り回しやすくなるので、カッティーズとかルーストの練習には最適。

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反発力を活かした空中戦も、もちろん大得意。
ただ、おいら個人的には、フロントが27.5インチの方が、もう少し振り回しやすくなるのかな?と思いました。が、フロント29インチの方が間違いなく乗りやすい。

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結局、ショートがいいのかロングがいいのかという確固たる結論は出なくて、おいら的には、両方持つのがいいんじゃね??と本気で思ったくらいでした(笑)

ただ、はっきり言えるのは、トレイルバイクとしてとても優秀なだけではなく、スキルアップのためにも非常に優秀なバイクだということ。
特にショートリーチモデルなら、これ1台で、トレイルからダートジャンプ、パンプトラック、ストリートトライアルまで行けちゃう。逆にロングリーチモデルなら、ハードテールダウンヒルもいけちゃうし、もちろんトレイルモデルとしても最高。

そして、このフレーム、価格が10万円切ってくるといううわさなんですよ(驚)。さらには、デリバリーが始まる前に、すでにファーストロットが売り切れたという情報も(滝汗)

当店では、そこそこまとめた数のオーダーを入れておりますので、入荷次第、すぐにデモバイクは改めて組みます。と、同時に、お買い得なサスペンションセットなども現在企画中。でも、いざ、販売が始まったら、すぐに売り切れちゃう予感が満点なので、購入したいと思うのなら、すぐに予約を入れていただくことをお勧めします。


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